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在職中の転職活動のやり方と注意点

今回は「在職中の転職活動のやり方と注意点」という内容についてお話しします。筆者は中途採用担当を10年程度行っていますが、転職活動というのは基本的に在職中にするものだと思っています。在職中に転職活動をして、転職先を決め、現職を退職していく。この流れがスタンダードだと考えます。実際、退職後に転職活動をすると、転職活動が苦戦した時に精神的なプレッシャーがかかりますし、応募する企業からの心証もよくありません。
 
 
在職中に転職活動をするとき、どのような点に気をつければよいのでしょうか?効率よく転職活動を進め、よい転職先を見つけるための注意点について解説します。
 
 
 
 
 

目次

 

・事前準備を入念に
・早い段階で転職エージェントと面談してみる
・面接は平日の日中が基本
・スケジュール管理は細心の注意を払おう
・ボーナスの支給月も念頭に入れよう
・まとめ

 
 
 
 
 

事前準備を入念に

 
在職中に転職活動をする際に、もっとも重要になるのは事前の準備です。というのも、求人に応募したら、すぐ面接に呼ばれることもあり、準備不足で面接に臨み、失敗してしまうというケースが多々あるのです。軽い気持ちで転職活動を始めてみたものの、事前の準備不足で面接で話す内容が薄いため、面接官に見抜かれて連敗してしまい、転職活動が長引くこともよくあります。
 
 
ですので、履歴書の写真を撮りに行くことから始め(スピード写真は控えましょう)履歴書や職務経歴書を作りこみ、面接で話す内容を考えましょう。また、どのような企業に応募するのか、今後のキャリアをどうしたいのかについても考えを深め、志望する企業をある程度、固めておきましょう。
 
 
 
 
 

早い段階で転職エージェントと面談してみる

 
在職中に転職活動をするには、事前準備が大切とお伝えしましたが、情報収集を効率的に行うために、転職エージェントと面談してみるのもおすすめです。転職エージェントは、文字通り転職のプロフェッショナルですから、転職市場に関する様々な情報を持っています。
 
 
現時点でのあなたの希望を聞き(どのような企業を志望しているか、どの程度の待遇がほしいか等)それに合った企業の提案や、転職市場全体の状況などについて詳しく情報提供をしてくれます。転職活動は、志望する業界の求人状況により、転職活動の進めやすさが異なります。人手の足りない業界は転職がしやすいですし、あるいは転職希望者のスキルによっても
状況が異なるのです。転職活動の初期段階で、転職活動エージェントに会ってみることで、いま現在のあなたの転職市場における現在位置を確かめることができるのです。
 
 
転職しやすいか、難しいか。また、よい待遇を望めそうか否かといった点について転職エージェントに率直に意見をもらうといいでしょう。現時点でのあなたの転職市場における立ち位置がわかれば、とるべき対策も見えてきます。転職エージェントは求人を紹介してくれるだけでなく、情報提供もしてくれます。ですので、転職エージェントをうまく活用するのが在職中に効率よく転職活動を進めるポイントにもなるでしょう。
 
 
 
 
 

面接は平日の日中が基本

 
転職活動で行われる企業の面接ですが、基本は平日の日中に行われます。筆者も採用担当をしていますが、現職中の方で、夜間面接を希望される方が一定数いらっしゃるのは事実です。しかし、企業側も働き方改革を進めており、残業時間を削減する必要があるため、基本的には面接は定時時間内に行われるものだと考えましょう。
 
 
平日の日中に面接が行われるのであれば、オンライン面接以外は、応募する企業に出向かなくてはいけません。在宅勤務をうまく使って、オンライン面接をするか、平日に面接に行く手段を考えましょう。平日に面接に行くために有給休暇を使うと、目立つので嫌だという方は、休日出勤してその振替休日を使って、平日に面接に行くという方法もあります。また、近年はワクチン休暇等の特別休暇を導入している企業も多いので、そのような休暇をうまく利用する方法を考えましょう。
 
 
 
 
 

スケジュール管理は細心の注意を払おう

 
在職中の転職活動をする際に重要なのは、スケジュール管理です。応募する企業の面接日程の管理はもちろんですが、現職の仕事の状況も必ず念頭に入れてスケジュールを組みましょう。在職中の転職活動は、心身ともにかなりの負荷が掛かります。特に現職が忙しい職場の方は、仕事でエネルギーを使いすぎてしまい、転職の面接に影響してしまうことも多々あります。
 
 
現職との兼ね合いでは、仕事が閑散期で、あまり忙しくない時に面接を入れたり、年末年始やゴールデンウィーク等の休暇を入れる人が多い時期に転職活動をすると面接に行きやすかったりします。企業の繁閑は、決算月の前後だったりもしますので、現職のカレンダーを頭におき、その間をぬうようにして転職活動のスケジュールも考えるとよいでしょう。
 
 
 
 
 

ボーナスの支給月も念頭に入れよう

 
在職中に転職活動をするときに、ボーナスの支給月も頭に入れておくのが
いいでしょう。ボーナスは支給月に在籍していないともらえないルールになっている企業が大半でしょう。ですので、ボーナスの支給月から逆算し、いつから転職活動を始めればいいのかを考えます。転職活動がうまくいき、次の会社に移ったとしても、最初のボーナスは全額貰えないことが多いです。ですので、在職中の会社からしっかりと貰うものはもらい、そして転職活動をするのがよいでしょう。
 
 
 
 
 

まとめ

 
在職中の転職活動は、非常に心身ともに疲労するものです。ですので、身体のコンディションを整え、事前の準備とスケジュール管理を入念にして臨んでください。繰り返しになりますが、転職活動は在職中にするのがベターです。この記事を読んでいるみなさんは、在職中に転職活動をしようと思っている方が大半だと思いますので、その考え方で正しいと思います。
 
 
今の会社と次の会社の二つに意識を向けるのは、なかなか骨の折れる作業ですが、効率重視で転職活動を乗り切れるよう、がんばってください。
 
では!


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