40代での転職活動で力を入れた方がいいことの一つに情報収集があります。選考のためだけでなく、転職先の情報をできるだけ集めて、その上で面接に臨み、最終的に入社するかどうかを判断する。
入社後に「こんなはずじゃなかった・・・」とならないためにも、事前に応募する会社のいろいろな情報を集めましょう。
40代になってからの転職のミスマッチほど悲しいことはありません。ミスマッチを避けるために、できるだけ応募する企業の情報を知りたいものです。
今回は、採用担当者である筆者が「応募する企業の調べ方」をお伝えします。
応募する企業を調べる方法
転職活動をしていると、面接に行く前に、応募する企業の情報は調べますよね。
主な調べ方としては、以下のような手段があげられると思います。
・コーポレートサイトを見てみる
・googleで企業名で検索してみる
・googleで企業名で画像検索してみる
・代表取締役の名前でgoogle検索してみる
・Amazonで会社関連の本が出版されていないか調べる
AmazonやメルカリなどのEコマースサイトで、その会社の名前を入れてみると、出版物などが出てくることがあります。
「志望動機がどうしても浮かばない」という方は、その会社が出している本などがあれば目を通しておくと、志望動機をつくる手助けになることがありますよ。
・リクナビ新卒、マイナビ新卒で調べてみる
最近は、就職活動に関するルールも厳しくなり、新卒の募集には企業側のディスクロージャーが求められています。 新卒の離職者数や、女性管理職の数、育休取得者数、平均勤続年数等のリアルな情報が掲載されているので、 こちらに目を通すと、実際の職場環境が透けて見えてきます。
・大手転職サイト(リクナビNEXTやエンジャパンetc)に求人を出していないか調べてみる
リクナビNEXTやマイナビ転職などで企業名を検索し、中途採用の情報を調べてみます。掲載されている求人広告や、写真などから会社の雰囲気を見ることができます。
・日経テレコンで調べてみる
企業の情報量は、最大級ではないかという日本経済新聞社の記事データベースです。新聞社の過去30年分の記事を検索することができます。利用料は少々高いものの、証券会社に口座を開いていると無料で使えたりします。また、大型の図書館であれば日経テレコンを 使用可能なところもあります。参考:日経テレコン
・帝国データバンクで調べてみる
企業が取引先の信用度をしらべるために使う国内最大手の信用調査会社です。会社の損益などの情報を調べることができます。 G-Searchという廉価版を提供しており、1社ごとの簡易なデータを取り寄せられるようですので、詳しく会社の情報を調べたい方にはおすすめです。
参考:帝国データバンク
・会社の口コミサイトで調べてみる
転職会議、OpenWorkといった会社の口コミサイトにも、中には有益な情報が掛かれていることがあります。どのような社員が働いているのか? 会社の雰囲気はどうか?など社員の生の情報をみることができるのでおすすめです。
・反社チェックをしてみる
企業が反社会的勢力との関連がないかをチェックするのが反社チェックです。googleで企業名とネガティブワードで検索してみて、 その結果を確認するのです。
これらが応募する会社を事前に確認する方法です。一番良いのが、その会社の社員と面談をすることなのですが、なかなかコネクションがある方もいないでしょう。
ですので、実質的にはインターネット上の情報を駆使して、その会社の情報を集めることになります。