今回は「転職活動の期間はどのくらいが普通？」というテーマでお話しします。
転職活動のスケジュール感は、スタート前におおよそ見積もっておきたい事柄ですね。今回は、転職までにどのくらいの期間を見て、次の会社に移るまでの計画を立てればよいのかをお話ししたいと思います。
目次
・転職活動にかかる期間は年齢とスキルにより決まる
・30代後半以上の転職では？
・年齢が高くなると転職は難しい？
・まずは、自分の市場価値を測ってみる
・まとめ
転職活動にかかる期間は年齢とスキルにより決まる
まず、最初に重要な点をお話ししますと、転職活動に要する期間は以下の要素で決まります。
・本人のスキル・経験・ポテンシャル
・年齢
・企業の採用状況
この3つの要素が転職活動との相関関係が大きいです。一般的には、本人のスキル・経験・ポテンシャルが高く、年齢が若ければ、極めて短期間で内定が出て、転職活動が終了することもあります。
企業の中途採用に応募して、2週間程度で内定が出ることがあります（一般的な企業の場合）。ベンチャー企業の場合には、選考いスピード感がありますので、応募から最速1週間で内定が出たりもします。
若くて優秀な人材はどこの企業でも「採りあい」な感じもありますので、他の企業に内定を出される前に自分の企業で採用しようという強い意思が働いていることもあります。
ただ、「早く内定が出ればいいものでもない」ということも頭に入れておきましょう。入社してその企業の働く環境がいいかどうかは、まったく別のベクトルのものだからです。
非常にまともな会社ほど、採用の重要性を認識していますので、通常であれば最速で3週間の選考期間と考えた方がいいと思います。
30代後半以上の転職では？
次に、30代後半からの経験者採用について見てみます。30代後半以上のスキルや経験を重視した採用になると、企業側もじっくり時間を掛けるようになります。
なぜなら、経験者採用は企業側として、失敗できないからです。それなりに年収が高く、スキルや経験を重視して採用をしますので、企業側もいろいろな角度から応募者を検討します。ですので、書類選考の通過率も下がりますし、選考にも時間が掛かります。
経験者採用の場合には、転職活動にかかる期間としては、4か月～6か月以上を見ておくのがよいでしょう。
企業側も応募者のことをじっくり選考します。一方で応募者側も企業のことをじっくり研究し、面接などで接した社員との相性などを考えながら、「果たしてこの会社は自分にとって働きやすい会社だろうか？」という視点で見てください。
年齢が高くなると転職は難しい？
採用担当をしている筆者は、面接で様々な年代の方とお会いしています。この記事を書いている時点では、60代以上の方の求人は非常に少なく、ハローワークでもなかなか良い求人は見当たらないようです。
一方で、50代の求人は少し状況が異なります。50代でしっかりとスキルを持ち、管理職をした経験などがあれば、転職は十分に可能です。転職活動に時間がかかるかもしれないものの、50代以上で部長級を求めていたり、専門職のポジションで経験者を採用している企業も少なからずあります。
特に中小企業は人材育成に割く時間が少ないため、優秀な管理職がいないことがあります。中途採用で50代以上の管理職を募集したりも多々あります。普段からマメに求人を探し、応募準備を整えていれば、50代の方も短時間で採用に至るケースもあります。
まずは、自分の市場価値を測ってみる
転職活動にかかる期間を見積もる方法として、転職エージェントに登録してみたり、転職サイトに登録してみるのがよいでしょう。
転職エージェントに登録すると、専門のアドバイザーがあなたの担当になってくれます。このアドバイザーと面談をすると、転職市場の情報をいろいろ教えてくれ、あなたの現時点でのスキルと経験をもとに、転職成功するためにはどのくらいの数の求人に応募したらいいかをレクチャーしてくれます。
転職サイトの場合には登録すると、企業からオファーメールなどが届くことがあります。あなたのスキルや経験が希少性の高いものの場合は、たくさんのオファーがくるでしょう。オファーの数などを見て、自身の市場価値と、転職活動に要する時間を見積もることができるのです。
まとめ
転職活動期間を考える時には、まず初めに自分の市場価値を知ることが大切です。35歳未満は比較的、スキルよりも若さが市場価値として重要視されますので、転職活動期間は短い傾向にあるでしょう。6か月未満で転職活動が終わる傾向が高いです。
一方で、35歳を超えるとスキルと経験が重視されますので、半年以上の転職活動の期間を見積もっておきましょう。自身の市場価値などがまったくわからないときには、転職エージェントや転職サイトに登録し、専門家の意見を聞いてみることをおすすめします。
日頃からの準備と情報収集を怠らないように頑張りましょう。
では！
doda
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