HOME | 転職テクニック | 40歳からの転職で成功するための対策とは?

40代の転職が決まらない原因と対策

今回は「40歳からの転職で成功するための対策とは?」というテーマでお話します。近年、転職者の平均年齢が上がってきており、40代や50代でもスムーズに転職を決め、年収アップを実現している方も多くないようです。
 
 
現実的には、転職市場では一般的に、年齢が上になればなるほど成功のハードルが上がることは事実です。もしあなたが40歳からの転職を検討されているのであれば、具体的にどのような点を念頭に置き、転職活動を進めればよいのでしょうか?今回は、現役の採用担当者である筆者が40歳から転職活動を成功させるためのポイントをお話しします。
 
 
 
 

目次

 

・40歳からの転職の現状は?
・40歳からの転職では何に注意すべきか?
・年収のダウン提示も受け入れる姿勢で
・まとめ

 
 
 
 
 

40歳からの転職の現状は?


近年の企業の人手不足も追い風となり、40歳からの転職の現状には改善傾向が見られるようです。転職率は年々増加していて、総務省の労働力調査によると、転職を希望する人全体の割合は、2019年で過去最高の351万人となりました。うち、35歳以上の転職者数も「緩やかな上昇傾向が続いている」とのことです。
 
◆参考 総務省労働力調査
https://www.stat.go.jp/data/roudou/topics/topi1230.html
https://www.stat.go.jp/data/roudou/topics/pdf/topics123.pdf
 
 
このようなデータから、「従来は35歳以上になると転職は難しい」という定説は現時点で覆ってきていることがわかります。労働市場の慢性的な人材不足が進んでおり、一昔前と比較すれば、40代からでも十分転職しやすい環境が整いつつあると言えるでしょう。
 
 
 
 
 

40歳からの転職では何に注意すべきか?

 
40歳からの転職で気をつけるべき点は2つあります。「即戦力性」「環境適応性」です。この2点を選考する企業側は重視します。即戦力性とは、その名の通り、職場に入ってすぐに経験やスキルを発揮できる力のことをいいます。
 

40歳で転職するのであれば、新しい職場で引継ぎもそこそこに、すぐに成果をあげることを求められます。環境適応性とは、新たな職場に入って、いかに自分を適応させていくかという姿勢・メンタリティのことを指します。40代になると、どうしても自分の仕事のスタイル、考え方がある程度、確立されているため、新しい職場のスタイルや仕事の仕方に合わせられないことも少なくないです。
 
 
40歳で中途採用者として入社してくる人は、年収もそれなりに高いでしょうし、採用する企業側としては採用ミスマッチが起きたときの損失が大きいのです。40歳で転職を考えている方は、この即戦力性と環境適応性を選考でアピールできるようにしてください。具体的には、即戦力性であれば、今までの部下や後輩の指導経験、スキル面では新しい取り組みをして
部署を牽引したことや、若手社員が経験していないようなスキル等を具体的なエピソードを交えて話すようにしましょう。
 
 
即戦力性という観点では、新しい部署や職場での経験や、会社で新規事業を担当した経験などもあれば詳しく説明できるようにしておきましょう。加えて、プライベートでも継続してスキル向上のために勉強していたり、資格取得などに取り組んでいるのであればアピールポイントになります。上記のようなことがらを意識して選考の準備を入念に練ってください。40歳の転職は若手と差別化を図る必要がありますので、若手にはないスキルをアピールするのは当然として、具体的にどのようなスキルに習熟していて、応募する企業があなたを採用することでどのようなメリットがあるのか?を企業にわかりやすく説明できるようにしましょう。
 
 
 
 
 

年収のダウン提示も受け入れる姿勢で

 
40歳の転職で、もう一点需要なポイントがあります。それは待遇面です。採用する企業側は、若手の採用活動よりも、40代の採用の方に慎重になります。それは、先にもお話ししましたが、ミスマッチが起こったときの損害が大きいからです。
 
 
このような前提を考えると、40歳で転職を希望する方には、年収のダウン提示も多々見られるのです。大企業から中小企業に転職する際には年収のダウンもあります。この40歳の転職希望者への年収ダウン提示は必ずしもネガティブな側面だけでなく、入社後に管理職登用され、大幅に年収が上がることもあるのです。
 
 
ですので、採用時は平社員ですが、一定期間のパフォーマンスを見て、
管理職級に昇格することも多々あるのです。このように、40歳の転職では、入社後のパフォーマンス次第で、大幅な年収アップも見込まれるため、入社時点での年収ダウンは甘んじて受け入れる姿勢も大切になってきます。
 
 
 
 
 

まとめ


40歳からの転職は近年、増加傾向にあり、実際に良い転職先を見つけている人も多いようです。転職に成功するためには、まず自分のキャリアの棚卸しをしっかりして、若手との差別化を図るための戦略を練るようにしましょう。40歳のビジネスパーソンは、ビジネスでの経験も豊富で、若手にはないスキルもたくさん持っています。あなたを採用すれば企業側はどのようなメリットがあるのか?を具体的に話せるようにしてください。
 
では!


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